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アフターピルと人工妊娠中絶の違い

アフターピルとは、妊娠を望んでいないのにも関わらず、性交渉の際にコンドームを使用しなかった場合やコンドームを着けていても破れてしまった場合など、妊娠に繋がるような性交渉をした時に使用するピルです。
避妊率は約80%と言われていますが、効果は100%ではありませんので、やはり性交渉をする前に避妊が出来るのであれば、避妊をしたほうが良いと言われています。

また、使用方法を間違えてしまうだけでも、当然妊娠率は高まってしまいますので、服用のタイミングなどはきちんと医師の指示に従わなくてはいけません。
定期的に飲む必要もありますので、アフターピルはあくまでも緊急用の薬であるという事を理解しておきましょう。

人工妊娠中絶手術は、既に妊娠してしまった場合に行う手術になります。
母体保護法指定医で人口妊娠中絶手術を実施する事が出来ます。
アフターピルとの決定的な違いは、手術が必要になるという点です。
そのため、手術を行うことでの女性に掛かる負担は計り知れないものがあり、また妊娠をしてから中絶手術を行うまでの時間的なリスクも同時進行しますので、早めの手続きが必要となります。

人工妊娠中絶手術は、妊娠をしてから胎児がどれくらい育っているかによって、妊娠初期の手術と妊娠中期の手術に分かれます。
妊娠中期に入りますと、胎児もお腹の中で成長しているため、手術も大掛かりとなります。
出産と同様の手順で胎児を取り出し、死亡届けが必要となりますので、事前にある程度の覚悟をしておかなくてはいけません。

人工妊娠中絶手術を行う場合は、妊娠初期なのか妊娠中期なのかによって、身体に掛かる負担も異なりますし、手術を行った後の生活も変わってきます。
しばらくは安静に過ごさないと、出血も酷くなり貧血が起こりやすくなるなどの副作用が出る可能性があります。
いつまでに手術をすれば良いのかというのを事前にきちんと理解して、中絶をするのであれば早めの決断をするようにしましょう。

人工妊娠中絶はできないこともある

アフターピルを飲めば妊娠はしないものだと勘違いしている人は少なくありません。
高い確率で避妊は可能ですが、それでも妊娠する事はあり得ます。
望まない妊娠をしてしまった場合は、中絶をしなければなりません。
人口妊娠中絶はいつまでも可能なわけではなく、できる期間に限りがあります。

日本で人口妊娠中絶ができるのは妊娠から21週間と6日までです。
この期間を過ぎてしまうと母体保護法を根拠に、手術そのものができなくなってしまいます。
妊娠からおおむね12週目までを初期妊娠期間と呼び、この場合は掻爬法や吸引法といった比較的簡単な手術で済ませることができます。
その日に退院することもできるので、周りにもバレずに行える可能性は高いです。

それ以降の妊娠中期になると、基本的には普通の分娩と同じ手順で手術をすることになります。
肉体的にも精神的にも、また経済的にも負担は大きくなり、手術後の安静期間も長くなりがちです。
胎児の死亡届けを出さなければならないことも、心の負担となります。

望まない妊娠をしてしまった場合、なかなか心の整理がつきません。
デリケートな問題だけに割と近しい人にも相談ができず、1人で悩む人も多いです。
しかし、そうしている間にも胎児は大きくなり、中絶ができる期間も迫ってきます。
妊娠をしてすぐに気がつくということはほとんどなく、気づいたときには数週間が経過しているのが通常です。
このことを考えても、ゆっくりと考える時間は多いとは言えません。

妊娠を避けるためにはまずは避妊を心がけること、それが叶わなかった場合はアフターピル、人工妊娠中絶は最後の手段と捉えるべきです。
できるだけ心や体に負担をかけないように普段から心がけておくことが重要です。

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